Webデザイナーでも年収1000万円を達成することは可能か?

年収1000万円のWebデザイナーへ

Webデザイナーというポジションで年収1000万円を狙うことは果たして可能なのか?
そして可能ならどのようにして年収1000万円にたどり着けばいいのか?

本記事では、その問いに対する答えを記載します

Webデザイナーで年収1000万円は達成できる?

Webデザイナーでも、年収1000万円は達成できるの?

可能だけど、正直難易度がかなり高いかな!

フリーランスとして独立したら達成しやすくなるけど、できればサラリーマンのまま安全に年収を上げていきたいって人もいるよね?

まぁ、サラリーマンにせよ、独立するにせよ、Webデザイナーとして年収1000万円を獲得するためには、以下3つのうちどれかの方向で動く必要があるぜ!

  1. 圧倒的なデザインスキルを有するWebデザイナーになる。
  2. デザイン含めコーディングやプログラミング等も実装できる、Web作りの達人(Web制作マスター)になる
  3. マーケティングに長けたデザイナーになる。

これのいずれかになれれば、年収1000万円は達成しやすくなるね。

(1)圧倒的なデザインスキルとは?

圧倒的なデザインスキルを持ってるWebデザイナーってどんなの?

制作物がWebデザインギャラリーなどのWebサイトに掲載され、かつ他の人が真似できないようなクオリティのデザインができる人、だね。誰も見たことがないようなアーティスト的なデザインもできるレベル。

成果を出したりディレクションできたりと、他にも求められるスキルが必要になるかもしれないけど、そのレベルになれれば、年収1000万円で雇ってくれるところは、ごくまれにあるよ!

えっ…それ、相当難しそうだね…

うん、アーティストレベルのWebデザインができるようになるにはセンスも必要だからね。

これからの時代、デザインがお金にならなくなってくることを考慮すると、このポジションで年収1000万円を狙うのはおすすめできないかな。

センスがあるひとでも?

そうだね。デザインってお金にするのが難しいんだ。

例えば、キャバコが軽い病気になって、近くの病院とかクリニックをWebで探すとしたら、いくつかのウェブサイトを見ながら比較検討するよね?

うん、緊急でなければ、いくつか見比べるね!

比較してどこに行くかを決める時、「Webのデザイン」は決め手にならないよね?

例えば、
「Webデザインが綺麗な病院だから、ここに行こう!」
とはならないよね?

うん、そうはならないね!

それよりも、

  • 病院・クリニックの雰囲気が良いか?
  • 先生が優しそうか?
  • 自分の病気をちゃんと診療してくれるのか?
  • 距離が近いか?
  • 駐車場あるのか?
  • ネット予約できるか?

みたいな部分を判定して、自分が行きたいクリニックを決めるよね?

つまり、病院やクリニック側の視点で考えると、Webデザインが良いだけでは集客(売上)に結び付かない = Webデザインは利益を生み出しにくい、ということなんだ。

お客さんが求めているものNo.1は、集客アップとか利益アップだからね。これに貢献できればできるほど、我々制作者の報酬が増える=年収1000万円を狙いやすくなる、というわけなんだ。

なるほどねー。

お客様が欲しいのはデザインよりも成果

だから、Webデザイナーで年収1000万円を達成したいなら、デザイン以外のスキルを修得して、
(2)デザイン含めコーディングやプログラミング等も実装できる、Web作りの達人(Web制作マスター)になる。
(3)マーケティングに長けたデザイナーになる。
のポジションを目指す方が無難なんだよね。

(1)の「圧倒的なデザインスキルを有するWebデザイナーになる」は努力だけで達成するのが難しいけど、(2)と(3)なら努力で達成できるからさ。

じゃあデザインスキルはいらないってこと?

いや、デザインスキルももちろん大事!デザインがちょっと変わるだけで、通販サイトの購入率とか、申し込みの成約率はかなり変わるからね!

どういったデザインが使いやすくて成果率を上げられるかを知っておくことも大事。

でも、デザイン以上に大事なことも多いということを忘れちゃいけないんだ!

(2)Web制作マスターとは?

Web制作マスターって何なの?

説明しよう!
ひと昔前のWebデザイナーは、PhotoshopやIllustratorでデザインを完成させるだけが仕事だったのね。

Webデザインに必要なHTML/CSSコーディングは、コーダーと呼ばれるコーディング専門の人間がやってたからさ。

でも、今やその分業体制はほぼなくなってきていて、Webデザイナーがコーディングもできるのは当たり前、みたいな流れになってきてるんだ。

WordPressっていうブログツールの導入・設定もできて、一人前のWebデザイナーという感じ。

デザインだけやってればいいってことじゃないんだねー

そう、理想はプログラミングもできること。
デザインよりも敷居が高いから、結構勉強しないといけないんだけどね。

それでもアーティストレベルのWebデザイナーになるよりは簡単だし、デザインもプログラミングもできれば、鬼に金棒だよ。

webデザイナーにもプログラミングが求められる時代が来る!

(3)マーケティングスキルの長けたデザイナーとは?

「(1)圧倒的なデザインスキルとは?」の項でも触れたけど、経営者がウェブサイトやWebサービスをオープンする目的って何だっけ?

利益を得るため?

そのとおり!

ウェブサイトの開設目的を「ブランディング」とか、「認知を広げるため」とかって言う人がいるけど、結局、最終的に行き着くのは儲け!

すでに儲かっちゃってる人の場合は、ゲームをやるような暇つぶし感覚でウェブサイトをオープンしている人もいるけどね。ボランティアでやってる人もいるし。

でも、たいていは利益を得るためにウェブサイトを開くんだ。

ふんふん、なるほど!

だから、Webデザインだけしか提供できないWebデザイナーはダメってこと!

実際、ほとんどのWebデザイナーはお客さんに指示されたものを作って終わりの人がほとんどなんだ。

言われたまんまに作ってるだけってこと?

そういうこっちゃ!

でも、それってお客さんにとって問題解決になってないよね?

お客さんが抱えている悩み・問題は、「綺麗なWebデザインが作れない」ことよりも「集客や売上、利益が足りない」というところにある。本当にお客さんに貢献するなら、この問題を解決する提案をしないといけないんだ。

で、儲けるために必要となってくる知識がマーケティングっちゅうわけ!
これを僕たちは習得しておくべきなんだよ。

マーケティングとは?

マーケティングってよく聞くけど、一体何なの?

Google検索するとさ、こんな風に出てきたよ。

商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称。市場活動。販売戦略。

うん、なんか、よくわかんない(笑)。

だよね(笑)

別記事の『Webデザイナーの需要って、これから先もあるの?仕事なくならない?』の中でもマーケティングについて触れているけど、マーケティングってね、ひとことで言うなら、

お客さんとの関係作り

じゃないかなぁ、と僕は思ってるよ!

お客様との関係作り…例えば?

お客様との関係作りの例

例えばさ、無料でメールアドレス登録すると、プレゼントがもらえるようなキャンペーンとかあるでしょ?

その代わり、メルマガが定期的に飛んでくるようになるみたいな。

楽天とかYahooで買い物した時も、メルマガが飛んでくるよね。

お店側はメルマガを定期的に飛ばすことで、お客さんがお店のことを思い出したり、商品が売れたりといったメリットが生まれるんだ。

でも、売り込み感が強いメルマガとか、内容がスカスカのメルマガだと、お客さんは購読をやめてしまうよね?

だから、プレゼントを豪華にしたり、メルマガの内容を高品質にしたり、メルマガが読まれやすい時間を研究してその時間に配信したり。。。といった工夫をするんだ。

こういった工夫や活動が、マーケティングってことなんだよね。

なるほど、結構幅広い意味合いなんだね、マーケティングは!

マーケティングを勉強するとどうなるの?

マーケティングスキルが身に着くと、仕事の依頼が途切れなくなるよ。
集客やクロージング力も身に付くからね。

経営者には必須スキルなんだけど、大体の経営者はマーケティングスキルを有していないんだ。
マーケティングスキルは常に変化していくしね。

変化って、例えば?

例えば、文章をやりとりする手段として、数年前まではメールが主流だったけど、今はLINEでしょ?

だから、お客様への情報配信は、メルマガよりもLineの方が断然効果が高いんだ。

それなのに、未だにメルマガに頼りっきりの経営者が多いからね。

マーケティングを学び続けている経営者は、もうメルマガを捨ててLINEで情報発信してるよ。

なるほどね。だからマーケティングスキルは常に求められるんだね。

Webマーケッターとして独立すれば、年収1000万円どころでは終わらないから、僕としてはこのポジションを狙ってもらうのが良いかなと思うよ!

マーケティングを勉強するには?

勉強法はいたってシンプル!大体以下の5パターンかな。

  1. 本で学ぶ
  2. ネットで学ぶ
  3. 勉強会で学ぶ
  4. お客さんとのテストで学ぶ
  5. 塾やコンサルティングで学ぶ

1.本で学ぶ

本で学ぶ

どういう本を読めば、マーケティングって学べるの?

アマゾンで「マーケティング」って検索した時に、出てくる本を読めば良いよ!

あとは「集客」とか「セールス」、「メルマガ」といったキーワードで出てくる本も要注目だね!

カンタンなものから読み始めたいんだけど、見極めるコツってある?

翻訳されたものじゃなくて、日本人が書いたものの方が読みやすいかな!もちろん、海外の有名マーケッターが書いた本もかなり濃くて良い本なんだけどね!

なるほどね。。。図書館行ってみる!

2.ネットで学ぶ

インターネットで学ぶ

ネットで学びたい時は、どういう検索をするといいの?

「マーケティング」っていう用語で検索すると、言葉の意味とか理論的な情報が出てきちゃうんだよね。だから、もっと具体的で実践的な内容が得られるように、検索キーワードを具体化すると良いよ。

例えば、

  • メルマガ 登録数アップ
  • コンセプト 作り方
  • セールスレター 書き方
  • 成約率の高いキーワード
  • 検索上位 方法
  • 成果 デザイン
  • LP 効果を上げる
  • ペルソナ 作り方

みたいなイメージだね。

モノを作ってから販売するまでの間に、考えなければいけないことや実行しなければならないことが超たくさんあるから、その時々で出てくる疑問を検索すると、具体的な答えが出てきて学びになることがあるよ。

3.勉強会で学ぶ

勉強会で学ぶ

勉強会でも、マーケティングを学べるの?

もちろんさ!ストアカみたいな勉強会・セミナー系のサイトを見てもらうとわかると思うけど、

  • 成約率の高いLP構築方法×爆発的に売上があがるWEB広告運用勉強会
  • 「動画で売上UPするには何したらいいの?」を解決する動画集客入門!
  • <人気・口コミ1位>SEO業者は絶対に教えてくれないSEOについて

みたいな内容の勉強会を開催している人がいるよ!

4.お客さんとのテストで学ぶ

お客さんとのテストで学ぶって…どういうこと?

これはお客さんの力を借りるやり方なんだ。

例えばね、「ネットからのお問い合わせを増やしたい」と考えている依頼者がいて、その人のためにウェブサイトを作るとするじゃん?

その時にA案とB案ふたつのデザインができたとしたら、どっちが問い合わせ率の高いデザインになっているのか、わからないことがあるのね。

テストをしないとわからない

経験豊富なデザイナーとかマーケッターなら、どっちが良いかスグにわかるんじゃないの?

もちろん、ある程度は勝ちパターンがあるよ。

問い合わせボタンは緑色にした方が良いとか、キャッチコピー部分には芸能人の写真より商品写真の方が良いとか…

でも、それって全てのケースにおいて当てはまるわけではないのね。

だから、いったんA・B両方のデザインを採用して、どっちが反応良いかを見るんだ。

こういう風に、複数のパターンで効果を比べるテストのことを「A/Bテスト」っていうんだ。よく出てくるワードだから、覚えておいてね。

で、お客さんとのテストで学ぶっていうのは?

A/Bテストって、基本的にお金やら時間がかかるのね。

なんでかって言うと、ちょっとだけアクセス集めて比べてみても、どっちが良いかって言いきれないじゃん?

例えば、A案B案それぞれに10のアクセスがあって、A案は2人が問い合わせ、B案は4人が問い合わせっていう結果になっても、「じゃあBの方が絶対問い合わせ率高いね!」っていう風には結論づけられないでしょ?

うん、たまたまかもしれないしね!

そう、だからテストとはいえ、ある程度アクセスを集める必要があるんだ。

アクセスを集める必要があるということは、広告等でお金をかける必要がある。

これを、自分の勉強のためにポケットマネーで試すとすると、かなりしんどいよね?

だから、ビジネスとしてお金をかけてくださるお客さんが、広告やデザインをA/Bテストする時に協力させてもらって、その結果を見て学びを得る。それがお客さんとのテストで学ぶってことなんだ!

なるほどね!仕事がてら学んじゃうみたいな感じね!

5.塾やコンサルティングで学ぶ

塾やコンサルティングって、勉強会と何が違うの?

勉強会はその場限りの単発型が多いけど、塾やコンサルティングは比較的長期に渡って同じ人から学ぶスタイルなんだ。

ただ、費用が高額であることが多いから、なかなか簡単にはできないかもしれないけどね。

経営者は、塾やコンサルティングにお金を使う人も多いね。

大体いくらぐらいなの?

モノによるけど、30~150万円ぐらいであることが多いかなぁ。僕自身も2018年は2つのコンサルティングを受けてるよ。多い人は10個ぐらいの塾に入ってる人もいるね。

高あっ!まだ駆け出しデザイナーの私には辛いなぁ。。。

10個ってやばいね。一体いくらになんだろ…

まぁ、キャバコが塾とかコンサルに行くのは、ある程度お金が貯まった時で良いかもね。

高額塾の良いところは学びのスピードが段違いに早いのと、行動が変わることで結果が出やすくなることなんだ。だから、経営者は惜しむことなく自己投資として、お金をかけるんだよね。

じゃあ何百万円かけても、それ以上のリターンがあるってことなんだね!いつかお金が貯まったら、行ってみたいなぁ!

ブログ執筆者「オマツザキオ」はどのポジション?

以下3種類のポジションを紹介してもらったけどさ、オマツザキはどのポジションなの?

  1. 圧倒的なデザインスキルを有するWebデザイナーになる。
  2. デザイン含めコーディングやプログラミング等も実装できる、Web作りの達人(Web制作マスター)になる
  3. マーケティングに長けたデザイナーになる。

僕は(2)と(3)両方のポジションだね。
両方できる人は、ほとんどいないから重宝されるよ。

両方?!そんなのに私はなれるのかな…

いきなり両方を学ぼうとするのは、なかなか難しいところだね!
特にプログラミングの勉強は、最初全く意味がわからないからね。

猿でもわかるプログラミング教室、みたいな超初心者向けの本を読んでも、僕は全然わからなかったよ。

猿以下の能力だったの?

まぁそういうことになっちゃうね(笑)

僕は独学でプログラミングを学ぶのは無理だったから、スクールと仕事でスキルを上げていったね。

私もたぶん、猿以下かも…たぶんというか、絶対…

うん、そういう感じてる人って意外と多いと思うよ。自信なくしちゃうよね!

だから、プログラミングは後回しで、まずはマーケティング型Webデザイナーを目指すのがおすすめかな。

マーケティングは独学でも学べるしね!

わかった!デザインも学ばなきゃいけないことが多いけど、マーケティングも学んでみるねっ!

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