【フリーランスの準備】必須の手続き4つと節税法を超解説!

フリーランスのリスクヘッジ

フリーランスになろうと考えているんだけど、年金とか保険、開業届、確定申告みたいな「手続き」や「お金」に関することが不安だなぁ…。節税も必要って聞くし。けど1つ1つ調べるのも面倒だし、誰かまとめて教えて~!!

そんな方向けの記事になっています。

この記事では、フリーランスが最低限理解しておくべき「公的手続き」や「節税」について紹介しています。

誰も教えてくれない年金や保険などの公的手続き・節税方法について知っていないと、フリーランスとしてやっていけないので注意してください。

何年も開業届を提出していなかったために、150万円近く無駄に税金を支払っていたなんて人もいますからね!

やることはたくさんありますが、やることがわかれば簡単にできるので安心してください♪

【この記事で紹介しているフリーランスのこと】

  1. 年金の手続きと将来のフリーランスの年金を増やす方法
  2. 開業届のやり方とメリット
  3. 確定申告・年末調整について知らないと危険なこと
  4. 知らないとヤバイ保険に関すること
  5. プロのフリーランサーが実践する節税方法について

僕も会社を経営する前はフリーランスのWebエンジニア兼デザイナーだったから、みんなの不安はよくわかる。

手続きのこと、お金のことは不安だよね?

ただ、一度理解してしまえば「こんなものか」となるから大丈夫。

不安なのは「理解していないから」であって、理解しちゃえば不安はなくなるぜ!

僕のフリーランス時代の経験も交えて話すから、参考にしてくれ。

フリーランスとしての準備をしっかりとして、リスクを極限まで減らそうぜ!

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フリーランスの年金について知っておこう!

フリーランスの年金事情

フリーランスになるにあたり、大きな不安となるのが「年金で食っていけるか?」「老後も家族を守れるのか」という年金にかかわる問題ですよね?

そのため、まず初めにフリーランスの年金についてご紹介します。

ここを抑えておけば、フリーランスになる際の年金の不安をかき消せるでしょう。

具体的には以下の5つです。

【フリーランスの年金事情】

  1. フリーになったらまずは国民年金に変更しよう!
  2. 厚生年金と国民年金は老後の収入が15万円以上違う
  3. フリーランスが年金を多くもらう方法
  4. 年金を増やす行動を取ろう!おすすめの年金サービス
  5. 年金には種類があって、少しかじっておくと不安が減る

フリーランスになったら「国民年金」に加入しよう!【重要度:★★★★★】

国民年金に切り替えが必要

企業を辞めてフリーランス(個人事業主)になった場合、まず初めの手続きとして、厚生年金から国民年金に変更する必要があります。

手続き方法は簡単で、市役所の対応できる課に国民年金へ変更したい旨を伝えるだけです。

持ち物は以下の通り。

  • 年金手帳または基礎年金番号通知書
  • 被用者年金制度の資格喪失日を証明できるもの(退職証明書、離職票など)

あとは担当の人の指示に従いましょう。

これだけで年金の変更手続きは終了です。

ちなみに、退職日から14日以内に市役所で手続きをしましょう!

なんだ、年金の変更手続きって簡単なんだね。

ちょーーー簡単だよ!!色々不安に感じることも多いけど、年金に関してはこれだけだ!

15分くらいで終わっちゃうね。

ただ、将来的なことを考えると、以下で紹介することを知っておいた方がいいぜ。

厚生年金と国民年金は老後の収入が15万円以上ちがう【重要度:★★☆☆☆】

国民年金と厚生年金の受給額の違い

「厚生年金と国民年金では、年金受給額が違う」と聞いたことがありますよね?

2019年度に発表された資料によると、国民年金だけの人はひと月で約6万5,000円、厚生年金の人はひと月で約22万1,000円が支給されています。

これは、会社員は国民年金に「厚生年金」が上乗せされるためです。

つまり、ひと月で15万円以上支給額が違うのです。

しかも扶養している配偶者のいる方なら、配偶者も国民年金となるため、2人分を納付する必要が出てきます。

ひぇ~!そんなに違うの⁉6万じゃ私生きてけないよ!

その年まで自分で貯金頑張るしかないの?一切手を付けない自信ない…

そうだね。6万円程度だと、家賃だけで無くなってしまう。

国民年金だけだと老後はかなり苦しくなるよ。

一生働くってことだよね?何か方法ないの?

フリーランスが年金を多くもらう方法【重要度:★★★☆☆】

フリーランスの人が年金を増やすためには、以下の4つを利用する方法があります。

  1. 付加年金制度を利用する
  2. 国民年金基金という仕組みを利用する
  3. 確定拠出年金(個人型)という年金制度を利用する
  4. 個人年金を利用する

フリーランス、個人事業主のための年金を増やす制度を紹介するぜ!

それぞれどんな特徴があるのか知っておけば、加入する時に選びやすくなるよ♪

「付加年金」は手軽に年金を増やせるけど、あまり増えない

付加年金とは、月々の国民年金の保険料に400円を上乗せ納付することで、受給する年金総額を増やす給付型の年金です。

支給額は”200円×付加保険料を納付した月数”と定められています。

例えば、30年間付加年金を納付した場合、納付月数は360か月(12カ月×200円)なので年額72,000円、つまり月額6,000円多く年金がもらえるということです。

受給額はあまりプラスされませんが、月額400円というお手頃価格のため利用しやすい制度と言えるでしょう。

400円とかすごい手軽だね!

そうだね!その分給付額はあまり増えないから、しっかりと貯金できる人が利用すべきかな。

「国民年金基金」は年金受給額を増やして、節税効果もあり♪

国民年金基金

国民年金基金は会社員との将来もらえる年金受給額の差を解消するためにできた制度です。

加入は任意ですが、国民年金だけの人は加入することをおすすめします。

というのも、年金受給額を厚生年金並みに増やせるだけでなく、節税効果もあるから。

国民年金基金の掛け金は、社会保険料控除となります。

フリーランスになる前はいまいちピンとこないかもしれませんが、実はとてもすごいことなのです!

というのも、Webデザイナー・Webエンジニアは経費があまりかからないからですね。

経費(仕事で使うお金)がかからないという事は、収入の多くに税金がかけられるということになるので、住民税・所得税などを多く支払うことになります。

一方国民年金基金の掛け金は、社会保険料控除に含められるので、所得が少なくなり、税金を安く抑える節税効果があると言えるのです。

(所得とは、収入から経費差し引いた金額のことです。税金は所得から社会保険料控除額などの所得控除を引いた金額に対してかけられます)

また、国民年金基金は「確定給付」であるということも大きなメリット。

確定給付とは「将来給付される年金額が決まっている」制度のことです(iDecoなどは「運用型」なのでもらえる年金額が決まっていません)。

もらえる金額は国民年金基金のプランによって変わりますので、あなたの収入や生活レベルに合ったものを選ぶと良いでしょう。

このような理由があるので、フリーランスになる方は国民年金基金に加入することをおすすめします。

国民年金基金のホームページはこちら

フリーランスにも色々あるけど、経費として使えるものがあまり無い場合は節税できて大助かりだぜ!

年金受給額も増えるから、自分に合ったプランを選べばすごく便利な制度になりそうだ。

国民年金基金には注意点があるよ!

国民年金基金はとても素晴らしい制度ですが、注意しなければならない点があります。

それが、「任意で脱退できない」ということ。

一度加入したら、あなたが「もうやめたいな」と思っても脱退することはできません。(企業年金制度のある会社に転職した場合は脱退という形となります)

経済的に苦しい時は掛け金を減らすか払い込みを中断することはできますが、収入のめどが立っていない時に入るのは少しリスクがあります。

また、将来インフレなどで年金支給額を確保できない状態になることもあるので、慎重に検討しましょう。

へぇ~。付加年金と国民年金基金っていうのがあるんだね。

最近は国民年金基金のCMもよくやってるよね!

フリーランスとして生涯生きるなら、国民年金基金は入っておいた方が良いかもね!

私なら両方入っちゃうかなぁ。

おっと!付加年金と国民年金基金は併用できないから気を付けてくれ!

収入額などに応じて、どちらか一方を選ぼう!

「個人型確定拠出年金(iDeco)」は自分で運用しながら年金額を増やすもの

ideco

3つ目の年金を増やす制度は「個人型確定拠出年金(iDeco)」です。

iDecoは、加入者が毎月一定の金額を支払い(わかりやすく「拠出」を「支払い」と言いますね)、それが自分の口座に積み立てられ、運用することで得られた給付金が将来的に自分に戻ってくる制度のことを言います。

運用とは、運営管理機関(銀行などの金融機関)が選んだ運用商品の中から自由に組み合わせて運用していきます。

つまり、もらえる金額は運用によって大きく変わるという事です。

いわば投資と同じなので、商品によっては掛け金を下回る場合も上回る場合もあるため、じっくりと各運営管理機関の運用商品を選ぶことが大切です。

iDecoは一般的に「元本変動型」という元本割れの可能性を含むが元本を大きく上回る可能性のあるタイプと、「元本確保型」という掛け金以下にはならないタイプがあります。

iDecoで支払った金額は、全額所得控除となるので節税対策としても利用でき、投資信託とは違い「運営益」に対する課税がないこともポイントです。

iDecoって自分で運用するっていう違いがあったんだね。

そうなんだ。特に自分で忙しく運用する必要はないけど、どの商品を選ぶかは非常に重要だ!

やっぱり、「元本保証型」のほうがいいの?

ん~、答えは人によるね!

というのも、元本保証型は口座管理手数料によって実質的にマイナスになる場合があるから。

え?詐欺じゃん!!(怒)

いやいや、もらえる金額は運用益よりちょっぴり少なくなるけど、節税できるという面を考えるならアリだぜ!

なるほど~。「リスクを取らずに節税だけしたい」って人は「元本保証型」の商品を選ぶといいんだね!

そゆこと!年金を「ガッツリ増やしたい」って人は、リスクを取って「元本変動型」の商品を選ぼう!

ちなみに、iDecoは国民年金基金か付加年金と併用可能だ!

iDecoについて詳しく知るならこちら

「個人年金」は民間の保険商品だよ♪

個人年金とは国民年金や厚生年金とは違い、保険会社などと私的に契約する年金保険のことです。

つまり、保険です。

個人年金も「確定個人年金」と「変額個人年金」によって年金受給額が変わります。

安心が欲しい場合は「確定個人年金」、リスクを取って年金を増やしたい場合は「変額個人年金」が良いでしょう。

掛け金の全額が「社会保険料控除」となるので、節税にも効果があります。

個人年金ってのもあるのか。

個人年金は民間がやっているということが大きな違いだね。

国がやっていないから、その企業が万が一潰れたら…ね?

一気に鳥肌立ったわ!

まぁ、国がやってるのも安心かはわからないからリスクは変わらないよ。

ただ、国がやっている年金制度よりも税制面での優遇が少ないのは知っておこう!

駆け出しフリーランスは、どの年金制度を利用するのがいいの?【重要度:★★★★★】

フリーランスが年金を増やすために使うべき年金サービス

ここまで、4種類の年金制度についてお話ししましたが、国民年金を増やす制度はどれがいいのかよくわからないですよね?

一番良いのは当然「自分に合ったもの」ですが、よくわからない場合は「国民年金基金」に加入するのが良いかもしれません。

理由は、死ぬまで給付され、税制面で優遇され、運用する手間がないシンプルなものだからです。

付加年金は増加額が少ないですし、iDecoでは受給できる期間に指定があり、かつ運用をしなければなりませんし、個人年金は税制面での優遇が少ないというデメリットがあります。

そのため、一番バランスの取れた「国民年金基金」に加入するのが安心かと思います。

もちろん、どの年金制度を使えばいいかの正解はありませんが、迷っているならとりあえず国民年金基金をおすすめします。

「とりあえず確実に年金を増やしたい」と考える駆け出しフリーランスの方にピッタリはまるのではないでしょうか?

※絶対ではないので、自分でしっかりと考えて決めてくださいね。

とりあえず年金を増やしたいってフリーランス(自営業)の人は、「国民年金基金」でOKってこと?

そうだね!「もっと年金を増やしたい」って思った時にiDecoとかをやればいいから、フリーランスとしての将来的なリスクを減らすなら最初は「国民年金基金」でいいと思うぜ!

フリーになりたての頃はお金に余裕はないと思うしね。

国民年金基金の公式ページはこちら

年金の種類と名称を少しかじっておこう♪

支給期間ごとの名称
終身年金

生涯、受け取ることが可能

死亡時の一時金なし

保証期間付 終身年金

給付保証の期間がある終身年金

保証期間中に死亡した場合、一時金あり

確定年金

一定の期間、受け取れる年金

期間内に死亡した場合、残りの期間に合わせた一時金あり

有期年金

一定の期間、受け取れる年金

死亡時の一時金は原則なし

支給金額ごとの名称
確定給付年金

個人による運用なし

支給額があらかじめ定まっている。しかし、国民年金同様に減額の恐れあり

確定拠出年金

個人による運用あり

拠出した掛金の運用次第で支給額に変動あり

    フリーランスは、開業手続きをするとメリットがあるよ!

    開業届

    フリーランスになったら、「開業届」を出すことをおすすめします。

    提出しなくても良いのですが、開業手続きをすることでメリットもあるからです。

    【フリーランスの開業手続きのメリット】

    • 青色申告ができるようになり、節税できる
    • 屋号で口座を開設できるため、信頼につながる
    • 業績が悪い時に赤字を繰り越せる

    開業手続きはした方がよさそうだね!

    開業手続きは事業を始めるなら必須だぜ!

    これからフリーランスになるなら絶対にやっておこう!

    まずはメリットについて詳しくみていこうか。

    開業手続きのメリット1.青色申告ができるようになる!

    開業届を出して手続きを完了すると、確定申告する際に「青色申告」をできるようになります。

    青色申告とは、事業主の収支情報を申告するものですが、基礎控除額が65万円になるというメリットがあるのです。

    白色申告の基礎控除は38万円なのに対し、27万円も節税できるということですね!

    これは個人事業主にとってとても大きなことで、住民税や所得税にかかわってくるため、必ずやっておきたいところです。

    27万円も違うのは大きいよね。

    めちゃくちゃでかいね。

    5年間開業届を出さなかったヤツがいたんだけど、135万円分も損してるってことだからね。

    開業手続きのメリット2.屋号で銀行口座を開設できるから、信頼を得られる

    開業届を出すメリット

    フリーランスになった場合、事業用の銀行口座を屋号を使って開設できます。

    屋号で開設すると、取引先から「ちゃんと開業してるから本気っぽいな。信頼できそう」と感じてもらえます(少なくとも個人口座よりは)。

    屋号で口座を開設するのは少しハードルが高いですが、取引先からの信頼はそれ以上に大切なので、大きなメリットと言えますね。

    開業手続きのメリット3.業績が悪い時に赤字を繰り越せることもある

    事業を始めたばかりの時は、収入が不安定になり、経費を差し引くと赤字になってしまうことも想定できます。

    そんなとき、開業届をだして青色申告をしていれば、赤字を繰り越すことができるのです。

    個人事業主にとってとても大きなメリットとなるでしょう。

    赤字を次の年に繰り越して、来年中にがんばればいいってことね?

    そうゆうこと!

    フリーランスのリスクヘッジとしてはすごく重要だぜ!

    開業手続きはどこでどのようにやる?【重要度:★★★★★】

    開業届は現住所の所轄の税務署に行き、「個人事業の開廃業等届出書」を提出するだけととても簡単です。

    これだけで事業を始められるなんて、驚きですよね!

    しかも、開業届をすれば青色申告もできるようになります。

    審査もなく、誰でも提出することができます。

    税務署に行って、指定の紙に記入するだけなのか。

    メッチャ簡単だよ。

    開業届の書き方は「スモビバ!」に詳しく載ってたから参考にしてくれよな!

    確定申告と年末調整についても知っておこう!

    確定申告と年末調整について

    フリーランスとなり収入がある場合、年末調整か確定申告のどちらかを行う必要があります。

    なぜかというと、住民税や所得税などの税額を決める必要があるからです。

    所得税は「1月1日から12月31までの所得から控除額を引いた残りの課税所得に税率を適用して計算された金額」のことです。

    会社勤めの際は毎月の給与所得から、あらかじめ見込み金額が天引きされていましたが、フリーランスになると全て自分で行う必要があります。

    年末調整は実際に算出された所得税と年間を通して支払った見込み金額の差額の還付・追納作業のことです。

    源泉徴収票はいわゆる得た所得と支払った税金の明細表なのです。

    • 所得税⇒1月1日から12月31までの所得から控除額を引いた残りの課税所得に税率を適用して計算された金額
    • 確定申告⇒年間の所得から納税が必要な金額を算出・申請し、支払う手続き
    • 年末調整⇒月々の給与から天引きされていた見込み所得税額と正しい金額の差額の調整作業

    フリーランスの報酬は基本的に所得税が天引きされていません。

    そのため、確定申告後に所得税を一括で納める必要があるのです。

    1年の途中で退職した場合は、所得税が天引きされているため、確定申告と年末調整の両方を行う必要があります。

    フリーとして得た収入は、全部使っちゃダメだよ!

    2月中旬くらいから確定申告が始まって、申告したら所得税を納税しなきゃいけないからね!

    しかも、6月には住民税の払込票が届く…。

    所得税を自分で払うって感覚が会社員にはないから気を付けよう!

    青色申告の承認申請で気を付けるべきポイント3つ

    1. 開業届の提出【必須】
    2. 期限内に青色申告承認申請書を最寄りの税務署へ提出
    3. 青色申告承認申請書が提出期限は開業から2か月以内

    開業届を出していないと「青色申告承認申請書」の提出ができません。

    どちらも提出先が同じため、まとめて提出するのが一番安全でしょう。

    青色申告承認申請書は青色申告で確定申告を行いたい年の3月15日までに提出する必要があります。

    【例】2020年度分の確定申告から始めたい ⇒2020年3月15日までに提出

    開業届出せる時期が限られるじゃん!と不安になった方はご安心ください。

    実は開業届は事前に提出することが出来ます。

    事前提出がいつから可能か、明確な指標はないため

    検討される方は最寄りの税務署にお問い合わせいただくのが確実だと思います。

    青色申告書で確定申告をするためには【重要度:★★★★☆】

    確定申告の際は指定の簿記方法で記帳した帳簿とレシート・領収書、請求書が必要になります。

    でも一年分の記帳を期限間際に一気にやるのは大変ですし、不備があった時が怖いですよね。

    また、青色申告特別控除は「複式簿記」のスタイルで帳簿を付けていないと65万円の控除が受けられないので記帳の際はご注意ください。

    複式簿記以外の方法で帳簿を付けていた場合は控除額が10万円になります。

    経費でおちる?ってよく聞くけど…経費って何?

    経費は「利益を生み出すためにかかる費用」のことだ!

    確定申告で申告する所得は利益から経費を引いた金額になるね。

    経費として計上したいものは確定申告のために必ずレシートや領収書を残しておこう。

    エステ代とかも領収書あれば経費で落ちるってこと⁉

    いやいやいや!ダメだよ!

    そういうことしてる人いないかチェックするのが確定申告だからね!

    【確定申告をめちゃくちゃ楽にしてくれるサービスを使おう!】
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    メリービズ ⇒会計freeと提携して「シンプル確定申告」というサービスを行ってます。

    2020年度から確定申告は電子申告【重要度:★★★☆☆】

    2020年度から税制改正にともない、青色申告の申告の仕方次第で特別控除額が変わります。

    今回の改正で基本控除がこれまでより10万円増えます。

    その代わりとして、会社員の場合は給与所得控除が10万円減り、フリーランスなどの個人事業主は青色申告特別控除が10万円減るのです。

    つまり、青色申告特別控除は今後55万円に変わるということです。

    しかし電子申告を行うと特別控除額が65万に据え置きとなるのです!!

    フリーランスって保険はどうしてるの?

    フリーランスの保険事情

    フリーランスになる時には、保険についても考える必要があります。

    具体的には、健康保険、労災保険、雇用保険、賠償保険についてです。

    初めから全てに加入する必要はないですが、知識として持っておくとリスクを回避できるでしょう。

    国民健康保険に切り替えよう!【重要度:★★★★★】

    退職した場合は企業の社会健康保険から、国民健康保険に切り替える必要があります。

    やり方は簡単で、個人番号を確認できるもの、職場の健康保険をやめた証明書(あれば)を持って市役所の窓口に行くだけです。

    年金の手続きと一緒にやると楽なので、まとめてやるのがおすすめです。

    そっか、健康保険も切り替えなきゃいけないんだね。

    保険証をもらいに行かないと、何かあった時に全額負担しなきゃいけないから、年金と一緒にサクッと手続きをしておこう!

    フリーランスになったらなくなる2つの保険【重要度:★★★★☆】

    労災保険と雇用保険が使えない

    フリーランスになると加入できない保険が2つあります。

    それは「労災保険」「雇用保険」です。

    この2つの保険は

    • 仕事中や通勤途中に起きた出来事に起因したケガ・病気・障害、あるいは死亡した場合に保険給付を行う制度
    • 失業など収入が得られなくなった際に経済的負担を軽減・安定を図るため一定額を給付する制度

    という役割を担っています。

    つまり、万が一怪我や病気で働けないとその期間の収入が何もなくなり仕事を辞めた時に退職金はないということです。

    残念ながら2019年現在、フリーランスのための雇用保険に当たる制度はまだ誕生していません。

    しかし、民間の保険会社で労災保険に当たるものはあります。

    1. 生命保険会社の「就労不能保険」
    2. 損保会社の「所得補償保険」

    必ずしも加入する必要はありませんが、フリーランスのリスクを考えると、このような保険に加入することを考えると良いでしょう。

    なんだか保険料だけで給料がなくなっちゃうね(笑)

    不安を1つずつあおって稼ぐのが保険会社のセールスだからね。

    全てに入ると毎月家賃以上のお金が飛んじゃう。

    だから、本当に必要な保険を選んで加入するのが大切だぜ!

    例えば、IT業界は仕事がたくさんあるから所得補償保険はあんまり必要ないよね!

    フリーランスにももっと保証を手厚くしてくれるといいのになぁ。

    フリーランス特有の「賠償保険」でリスクヘッジ

    フリーランスで仕事を始める前に絶対加入して欲しいものが以下の2つのどちらか。

    理由はもしもの時のための「損害賠償保険」があるからです。

    この損害賠償保険は仕事上のトラブルであなたが賠償金を請求されてしまった時のための保険です。

    特にWeb業界では、ウィルスやハッキングなどによる情報漏洩など予期せぬ事態になる可能性が高いので、ぜひとも利用してもらいたい保険といえるでしょう。

    企業は問題が発生した場合、各社加入している損害保険会社(損保)にそって保障を受けています。

    しかし、フリーランスで仕事を始めるなら自分で加入する必要があります。

    保険に未加入の状態で損害賠償を請求されてしまうと全額自己負担となってしまいますので、仕事を始める前に加入しましょう!

    なんでFREENANCEとフリーランス協会なの?

    フリーランスが加入できる「仕事用の損害賠償保険」はまだこの2つだけだからだよ!

    しかも、FREENANCEは無料で損害賠償保険に加入できる♪

     

    FREENANCEってなに?【重要度:★★★★★】

    freenance

    FREENANCE(フリーナンス)はフリーランス向けの保険、金融支援サービスです。

    なんと、フリーナンスのアカウントを無料開設するだけで損害賠償保険「あんしん保証」が自動付帯するのです!

    正直、これだけでアカウントを作る理由になりますよね(笑)

    また、「今月働いた分の給料は2か月後に入る」みたいなことがフリーランスにはあるのですが、そんなときに即日現金化サービスを利用すれば、資金繰りのピンチをしのぐことも可能です。

    確定申告のところでご紹介した会計freeeとも連携が可能です。

    損害賠償保険が無料なの!?

    そうなんだ。5,000万円まで無料で保証してくれるなんて嬉しいよね。

    有料の損害賠償保険に入るのがバカらしくなってくるよ(笑)

    ほんとだね!無料で損害賠償保険に入れるならマストだね!

    フリーナンスで口座を開設する必要があるけど、簡単だから安心してくれ♪

    ⇒FREENANCEの詳細を確認する

    フリーランスの味方!フリーランス協会【重要度:★★★☆☆】

    フリーランス協会

    フリーランス協会は、フリーランスの人たちが非営利目的で立ち上げた協会です。

    大きなメリットは、「賠償責任保証」や「福利厚生サービス」が自動でついてくるというもの。

    また、任意ですが「所得補償制度」というけがや病気による「働けなくなったら」を補償してくれます。

    年会費1万円でさまざまなサービスを受けられるので、フリーランスの人にはかなりオススメと言えます。

    【任意で入れる保険でおすすめしたいもの】

    1. 所得補償制度
    2. フリーガル(報酬トラブル時などの弁護士費用保険)

    【その他の魅力的な特典】

    • フリーランスDBへの登録が可能(横のつながりを作れる)
    • 確定申告などに使える会計ソフトの会員限定特典
    • ツールやサービスの限定特典
    • キャリア支援サービスがある

      フリーランス協会めっちゃいいじゃん!

      年間1万円だから、コスパで考えるとかなりいいね!

      第一生命とかの「就労不能保険」とか入る必要ナッシングだぜ!

      他にもサービスがあるの?

      他には、コワーキングスペース優待サービスとか、名刺に協会ロゴをいれられて信頼度が上がるみたいなサービスがあるよ!

      年会費1万円以上の価値があるよね!

      ちなみに、年会費は経費で落とせるぜ!

      フリーランス協会について確認する

      フリーランス向けの退職金制度【重要度:★★★★☆】

      小規模企業共済

      フリーランス向けの退職金制度があるのをご存知でしょうか?

      それが、自分自身の退職金を積み立てられる「小規模企業共済」

      フリーランスの人は事業が廃業した時のための積立金として使っている人が多いようです。

      つまり、退職金と似た性質を持つ制度ですね!

      小規模企業共済は開業届を出した個人事業主(フリーランス)の方は誰でも加入可能です。

      【小規模企業共済加入のメリット】

      1. 掛金は所得控除の対象
      2. 少額でも長期で積み立てればお得
      3. 長期加入で受取時も節税できる
      4. 資金繰りに困った時の資金調達の手段になる

      【小規模企業共済加入のデメリット】

      1. 加入から20年未満で任意解約をすると受取金額が掛金の総額以下になる(元本割れする)
      2. 共済金受け取り時に課税される

      フリーランスにも退職金があるんだね!

      まぁ、退職金と言っても自分で積み立てて事業を辞める時に多めに返ってくるだけなんだけどね。

      それでも、掛け金は控除の対象だから節税にもなるし、もしものために入っておくのもアリだぜ!

      小規模企業共済について詳しく見る

      フリーランスが実行すべき節税対策

      フリーランスとして働くなら、節税に関してもしっかり行わなければ損をしてしまいます。

      「言ってることはわかるけど、節税って具体的に何するの?」と感じていませんか?

      節税とは、「経費を増やす」もしくは「控除を増やす」ことです。

      「経費を増やす」に関しては、経費として本来計上できないものを経費にすると国税庁に怒られてしまうので気を付けましょう!

      一方で、「控除を増やす」ことに関しては年金サービスや保険を利用することで対応できます。

      上でお話しした「国民年金基金」や「iDeco」なんかも節税効果がありますよ!

      ここでは、上で紹介してきたもの以外の節税対策を紹介しますね!

      iDecoとかで満額月68,000円くらい掛け金として使っていれば、年額80万円以上の節税になるからどんどんやっていこう!

      住民税と所得税を少なくすると、手元に残るお金は多くなるからね!

      +ここで紹介することもやっておくのをおすすめするよ!

      ふるさと納税でも節税ができる!【重要度:★★★★☆】

      ふるさと納税で節税

      最近すっかりなじんだ「ふるさと納税」でも節税ができるってご存知でした?

      ふるさと納税で寄付した税金は、全額控除対象(寄付金控除)なのです。

      しかも返礼品として、納税した場所の特産品などをもらうこともでき、一石二鳥♪

      中には返礼品だけで食事をまかなう強者もいるほどです(笑)

      節税+返礼品というメリットがあるので、フリーランスとしてはやっておきたい節税対策と言えますね!

      ふるさと納税って節税できたんだね!

      「普通に買えばいいじゃん」って思ってたよ(笑)

      ふるさと納税は手軽に節税ができる方法だから、フリーランスなら毎年やっておくのがおすすめだぜ!

      ふるさと納税をするならふるさとチョイス

      倒産防止共済(経営セーフティ共済)【重要度:★★★☆☆】

      フリーランスなら経営セーフティ共済にも入ることができます。

      倒産防止共済とは、「取引先企業が突然倒産した…」なんていう不測の事態によって、連鎖倒産や経営難に陥ることを防ぐための制度です。

      無担保・無保証人で掛け金の最高10倍(上限8,000万円)まで借入でき、掛け金は経費として算入できます。

      IT業界は企業の増加率もすごいですが、倒産率も高いため、もしもの時に役立つかもしれませんね!

      掛け金は月額5,000円~20万円まで自由に選ぶことができるので、経営状況に合わせることができるだけでなく、かなり大きな節税効果があると言えます。

      そっか、フリーランスは取引先がなくなったら収入がなくなっちゃうもんね。

      自分の経営だけじゃなくて、他社の経営状況に対する保険みたいなもので、別角度からリスクヘッジできる共済と言えるね。

      節税効果がかなり高いから、「経費にするものが全然なくて、住民税とかめちゃめちゃ支払ってる…」なんて人におすすめだ!

      倒産防止共済について詳しく見る

      年末に翌年必要なものを買っておく【重要度:★☆☆☆☆】

      必要なものを先行投資する

      フリーランスは12月末で仕事納めですよね?

      もし、その年に利益が出ることがわかっているのならば、翌年以降に仕事で使うものを購入しておくことをお勧めします。

      理由は、「翌年も同じように利益が出るかわからない」「経費を増やせる」という2つです。

      先行投資をすることで、結果的に節税になりますよ♪

      小さな事かもしれませんが、フリーランスが生き残るには細かな節税も重要となります。

      10万円未満のものなら購入しやすいのではないでしょうか。

      経費を増やすことも節税だったね!

      経費を無理矢理増やそうとすると、やってはいけないことに手を出してしまいがちなんだけど、この方法なら問題ないからね。

      経営者・フリーランスは常に先を見ることが成功の秘訣だぜ!

      税金はポイントの貯まるカードで支払っちゃおう!【重要度:★☆☆☆☆】

      どれだけ節税をがんばっても、売り上げが伸びると税金は支払わなくてはなりません。

      そこで少しでも得するように、税金をポイントの貯まるカードで支払いましょう!

      節税というわけではありませんが、これによってポイントを貯めて得することができます。

      具体的には、セブンイレブンのnanacoカードで税金を支払うことができるのですが、nanacoへのチャージに「ポイントが貯まるクレジットカード」を使うことで、チャージ分がクレジットカードのポイントとして戻ってくるという事です。

      例えば、20,000円の納税をコンビニで行う場合、nanacoに2万円をクレジットカードでチャージするとします。

      還元率1%のクレジットカードを使えば、200円分のポイントが貯まるということですね!

      ただ、nanacoにチャージする時にポイントが貯まるクレジットカードは限られているので注意しましょう!

      おすすめはリクルートカードです!

      リクルートカードは年会費無料で還元率も1.20%なのでかなりお得!

      フリーランスになる前にカードを作っておきましょう!

      うわ、せこいっ!!(笑)

      ふっふっふ。なんとでも言えばいいさ!

      法律に触れなければ得したもん勝ちだぜ。

      でもたしかに、こうやって工夫した人が一番得するんだもんね♪

      これからフリーになる人はやってみよう!

       


      フリーランスになるってことは、すべてを自分でやる必要があるから大変だよね。

      リスクを少しでも減らすために、年金を増やしたり、保険に入ったり、税金を減らすといった行動はしっかりとっておこう!

      もちろん、初めのうちから全て加入する必要もないし、必要なものだけを選べばOKだ!

      リスクを減らしてフリーランス生活を楽しもう♪

      【フリーランスの仕事の取り方などについてはこちらにまとめてあります】

      1年以内にフリーランスWebエンジニアへ!失敗しないための全知識

      フリーランスの準備まとめ

      1. フリーランスになったら「国民年金」に切り替える
      2. 年金受給額を増やす制度を利用する(最初は国民年金基金がおすすめ)
      3. 開業届を出して税金を減らそう!
      4. 確定申告は青色申告でしっかりやろう!(会計ソフトが便利だよ。電子申告がお得)
      5. 国民健康保険に切り替えよう!
      6. 就業不能保険や所得補償保険もあるから、必要に応じて加入しよう
      7. 賠償保険はFREENANCEかフリーランス協会で安心♪
      8. 経費と控除を増やして、しっかりと節税対策をしよう!

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